ヴェーダの前で奢るリボンズに対しティエリアは、自分たちは人類にイノベイターの出現を促進するために造られた存在・イノベイドであったことを突き付ける。しかし、自分は真のイノベイターすら凌ぐ存在になったと言い、リボンズはティエリアに銃弾を浴びせた。
切り結ぶルイスと刹那たちのもとへと接近するガガ部隊。接触寸前、沙慈はその手でガガへと引き金を引くが、両機は爆発に飲み込まれてしまった。何とか助け出され、戦域外で沙慈の手当てを受けるも、自我を失い沙慈の首に手をかけるルイス。しかし、沙慈の胸元から現れた思い出のリングを目にしたルイスは発狂し、事切れてしまう。突然の出来事に沙慈はただ、慟哭することしかできなかった。
防戦を強いられるプトレマイオス。粒子残量が尽き、ラッセのOガンダムが沈黙。尚も続く攻撃にとうとうピーリスのGNアーチャーも特攻を受けてしまう。味方の苦しみを感知した刹那は、その命の灯火を消すまいと叫ぶ。それに呼応するよう輝いた瞳は、これまでの出力を凌駕したトランザムを発動させ、周囲にその光を振り撒いた。対峙するビリーの思いを、その身で抱きとめるスメラギ。憎しみの虜になっていたアンドレイを解放するマリー。また、光の中で目を覚ましたルイスは、沙慈の体に身を委ねる。一方で、相手がライルであることを知ったサーシェスは、狂喜と共にさらにその刃を半壊したケルディムに向けるのだった。
広がる粒子の波により、ヴェーダとのリンクを遮断されるリボンズ。その隙にティエリアはヴェーダを完全に掌握し、セラフィムのトライアルフィールドを発動、ヴェーダ直下のMSをシステムダウンさせ、プトレマイオスは窮地を乗り切った。
敵母艦内でティエリアの遺体を見つけた刹那に、ヴェーダに意識を移したティエリアの声が響き、イオリア計画の真の目的を告げる。敵母艦から離脱した刹那の前で、突如リボンズのMSがセラフィムを破壊、その姿を現した。刹那の最後の戦いが、その幕を開けようとしていた。
機動戦士ガンダム00セカンドシーズン
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