奴良組と四国妖怪との壮絶な戦いも、しだいに奴良組のほうに戦況が有利に傾いていく。 河童のミズチ球が崖涯小僧を呑み込み、抑えていた力を解放した青田坊が手洗い鬼を圧倒。そして毛倡妓が鉤針女を、首無が犬神を追い詰める・・・。
いよいよ後がなくなる玉章(たまずき)だが、彼から余裕の笑みが消えることはなかった。彼の畏れの源、神宝”魔王の小槌”がついに振り払われるときがきたのだ。かつて父の隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)から牙を抜き、四国妖怪の力を失わせし妖刀。
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